パリ解放 1944-49
08/21/2020 19:42:48, 本, アントニー・ビーヴァー
によって アントニー・ビーヴァー
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内容紹介 本書の舞台は、第二次世界大戦末期、連合国軍によって解放されたパリ。「自由フランス」の旗を掲げて帰還したドゴール将軍と共産党を中心にした国内レジスタンスのあいだの権力闘争を主軸に、そこにさまざまな人間模様をからめて、戦後の混乱期を詳細かつ正確に描き出した歴史ノンフィクションである。ヴィシー政権とドゴールのロンドン政権の対立、ドゴール独裁を恐れる連合国各国の思惑、元ペタン支持者、ドゴール派、社会党、共産党入り乱れての政権争いなど、フランスの戦後復興から冷戦に至るまでの複雑な過程を丁寧にたどることで、これまでばらばらに語られてきた復興期のフランスの政治、経済、文化、そして民衆の生活がパッチワークのようにつながれ、一枚の絵の中に生き生きとよみがえる。著者は、神格化されたドゴール将軍像やレジスタンス伝説からは距離をおき、事実を客観的にたどる。英大使ダフ・クーパーの日記など、未公開の私的文書から当時の証言を集め、当時の世相やさまざまな事件をめぐる群集心理をつかもうとする手つきは実に鮮やかだ。歴史ノンフィクションの世界的ベストセラー作家と英国屈指の伝記作家が、ひとつの都市、ひとつの時代を描ききった力作。「ビーヴァーの著述の特徴は、多様な資料をパッチワークのようにつなぎ合わせて、ひとつの史実とそれをめぐる人びとの心理を一枚の絵のなかに鮮やかに浮かびあがらせるその語りの手法にある。(…)まさに、ひとつの都市、ひとつの時代を徹底的に書きつくした大著である。」(訳者あとがきより) 内容(「BOOK」データベースより) 復興から冷戦へと向かう戦後パリの姿を生き生きと描いた傑作ノンフィクション!ドゴール将軍と共産党を中心とした国内レジスタンスとのあいだの権力闘争を主軸に、有名無名の人びとのさまざまな人間模様を交えながら、戦後フランス社会の諸相を詳細かつ重層的に描き出す。 著者について アントニー・ビーヴァー Antony Beevor1946年生まれ。ウィンチェスター・カレッジとサンドハースト陸軍士官学校で学び、軍事史学者ジョン・キーガンの薫陶を受ける。第11軽騎兵連隊将校として、イギリスおよびドイツで軍務についたのち、1975年に小説Violent Brinkを発表。以後、歴史ノンフィクションの世界的ベストセラー作家として活躍を続けている。ロンドン大学客員教授。『スターリングラード──運命の攻囲戦1942-1943』(朝日新聞社、1998年)でサミュエル・ジョンソン賞、ウルフソン歴史賞など、『ベルリン陥落1945』(白水社、2001年)でロングマン歴史賞、『スペイン内戦──1936-1939』(みすず書房、2011年)でラ・ヴァンガルディア・ノンフィクション賞を受賞。その他の邦訳に『ノルマンディー上陸作戦1944(上・下)』(白水社、2011年)がある。第2次世界大戦を鳥瞰的に描いた最新作Second World War(2012)の邦訳は、白水社より刊行予定。アーテミス・クーパー Artemis Cooper1953年生まれ。小説家、ノンフィクション作家。父方の祖父が政治家・外交官で第2次世界大戦後初の駐仏イギリス大使ダフ・クーパー、祖母がヨーロッパ社交界の花形でイギリス一の美女とうたわれた女優ダイアナ・マナーズ(レディ・ダイアナ・クーパー)。本書ではダフ・クーパーの日記などの未公開文書が資料として使用されている。作品に、A Durable Fire: The letters of Duff and Diana Cooper, 1913-1950(1984)、Cairo in the War, 1939-1945(1989)、Writing at the Kitchen Table: The Authorized Biography of Elizabeth David(2004)など多数。訳者:北代 美和子(きただい みわこ)1953年生まれ。翻訳家。主要訳書:ビル・ビュフォード『フーリガン戦記』『厨房の奇人たち』、ティム・パークス『狂熱のシーズン』『メディチ・マネー』、ウィリアム・ブラック『極上のイタリア食材を求めて』、マーティン・フレッチャー『戦場からスクープ! 』、スチュアート・リヴァンス『ウイスキー・ドリーム』(以上、白水社)、ドミニク・メナール『小鳥はいつ歌をうたう』、エルサ・モランテ『アンダルシアの肩かけ』、ジャン・ルオー『名誉の戦場』(以上、河出書房新社)、ジャン=ルイ・フランドラン、マッシモ・モンタナーリ監修『食の歴史』全3巻(監訳、藤原書店)他 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) ビーヴァー,アントニー 1946年生まれ。ウィンチェスター・カレッジとサンドハースト陸軍学校で学び、軍事史学者ジョン・キーガンの薫陶を受ける。第11騎兵連隊将校として、イギリスおよびドイツで軍務についたのち、1975年に小説Violent Brinkを発表。以後、歴史ノンフィクションの世界的ベストセラー作家として活躍を続けている。ロンドン大学客員教授。『スターリングラード―運命の攻囲戦1942‐1943』(朝日新聞社、1998年)でサミュエル・ジョンソン賞、ウルフソン歴史賞など、『ベルリン陥落1945』(白水社、2001年)でロングマン歴史賞、『スペイン内戦―1936‐1939』(みすず書房、2011年)でラ・ヴァンガルディア・ノンフィクション賞を受賞 クーパー,アーテミス 1953年生まれ。小説家、ノンフィクション作家 北代/美和子 1953年生まれ。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 続きを見る
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レジスタンスの実戦部隊を握るフランス共産党にパリを渡さず、英国に居た保守派のドゴールに主役を授けること。フランス共産党を武装解除させ一度体制に組み込んだ上で排除することが米英両国の課題であり、独ソ戦で疲弊したソ連にとってはフランス共産党を自国の再建と東欧の確保の為に後方攪乱に利用する必要があった。この混乱の中で、対独協力者が最初はリンチに会い、やがて消化不良の法的処置により生き残る。フランス人がすべて反ナチであった訳でもなくユダヤ人排除への協力者もいた。多くの不同意を抱えながら、冷戦・復興⇒EU(どちらも相手を殴るのに充分な距離まで身をおくほどが出来ないほど、しっかりと抱き合わせる)へ進んで行く。英国のEU離脱・極右の台頭など最近のヨーロッパ情勢を解く鍵の幾つかを読者は発見できると思う。ヨーロッパ戦後史の流れを政治史・軍事史に止まらず、芸術・文化・ファッションまで多面にわたって描き出した意欲作である。
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